60代前半(60~64歳)で不動産取引業に入ったら、年収いくら?【2024年厚労省統計・学歴別・男女別】

📌 このページについて: 不動産取引業は、売買仲介・代理を行う業種で、宅建士資格が必須です。60~64歳は定年後の再雇用・継続雇用が中心となる時期。本ページは、60~64歳で不動産取引業に従事している方・定年後のセカンドキャリアを検討している方向けに、実際の給与水準を厚労省統計から分析したものです。

60~64歳は定年後の再雇用・継続雇用が主流。2024年の平均年収639万円と、55~59歳(887万円)から約28%減少します。しかし不動産取引業は経験・人脈を活かせるため、他業種より高い水準を維持。独立開業者は年収を維持しやすい傾向があります。
厚生労働省の統計データから、学歴別・男女別の給与実態を正確にお伝えします。

データ出典: 政府統計の総合窓口「賃金構造基本統計調査」(2024年) | 対象: 民営事業所(10人以上)、60~64歳
年収算出方法: きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額

💰 2024年最新:60~64歳の給与実績

60~64歳で不動産取引業に従事している場合、2024年の給与は以下の通りです。定年後の再雇用が中心ですが、過去15年平均を大きく上回っています。

【2024年】全体平均

639万円

月給42.3万 | 賞与132万

【15年平均】全体平均

491万円

月給34.2万 | 賞与81万

2024年 vs 15年平均

+148万円

+30%上昇

60~64歳で不動産取引業に従事している場合、2024年の年収は約639万円。月給は約42.3万円です。過去15年平均(491万円)と比較して148万円(+30%)高く、2024年は好調な年となっています。勤続年数20.1年、平均年齢62.2歳と、長期勤続のベテランが中心です。

⚠️ 55~59歳からの変化: 55~59歳(887万円)から60~64歳(639万円)へは-248万円(-28%)の減少。定年後の再雇用では役職手当・賞与が減少するためですが、不動産取引業は経験を活かせるため、他業種より減少幅は小さい傾向があります。

🎓 学歴別:年収はいくら違うのか

60~64歳でも学歴による年収差は維持されています。大卒と高卒では約215万円の差があります。

学歴 2024年年収 15年平均 月給(2024年) 賞与(2024年) 労働者数
大卒 742万円 562万円 47.6万円 171万円 3,320人
高卒 527万円 439万円 36.7万円 86万円 1,380人
高専・短大卒 489万円 412万円 33.1万円 92万円 600人

📊 学歴別年収の特徴

大卒が最も高収入(742万円)で、高卒との差は215万円。60~64歳では再雇用・継続雇用が中心ですが、大卒は管理職・専門職としての処遇が維持されやすい傾向があります。2024年は大卒が15年平均(562万円)を180万円も上回る好調な年となりました。

👥 男女で年収の差はいくら?【学歴別比較】

60~64歳でも男女間の年収差は存在します。大卒で223万円の差があります。

学歴 男性年収 女性年収 男女差 男性月給 女性月給
大卒 766万円 543万円 +223万円 49.1万円 35.2万円
高専・短大卒 940万円 407万円 +533万円 70.3万円 26.3万円
高卒 586万円 369万円 +217万円 40.9万円 25.6万円

⚠️ 重要:男女年収差の実態

60~64歳では、大卒で男性が女性を223万円上回っています。55~59歳(520万円差)と比較すると差は縮小していますが、これは男性の年収減少幅が大きいためです。高専・短大卒の男性940万円は、経営者・独立開業者が含まれているためと考えられます(サンプル数90人と少数)。

📊 過去15年:60代前半給与の推移

2010年から2024年まで、60~64歳の給与がどのように変わってきたのでしょうか。

📈 解釈: 2024年の全体平均639万円は、過去15年平均491万円を大幅に上回ります(+148万円、+30%)。60~64歳は継続雇用・再雇用制度の普及により、労働者数が2010年の2,810人から2024年の6,010人へと倍増。高齢者雇用の拡大により、平均年収も上昇傾向にあります。

📅 年別データ一覧(2010年〜2024年)

過去15年間の60~64歳(不動産取引業)給与データを一覧で確認できます。

男女計・学歴計

月収 賞与 年収 平均年齢 勤続年数 労働者数
2024年42.3万131.5万639.1万62.2歳20.1年6,010人
2023年36.4万90.5万527.8万62.2歳17.4年7,110人
2022年36.6万77.7万517.0万62.4歳15.4年5,200人
2021年35.4万81.1万505.6万62.4歳16.8年4,430人
2020年36.8万75.4万517.2万62.4歳18.1年4,340人
2019年33.8万97.8万502.8万62.3歳15.7年2,320人
2018年33.3万73.0万472.7万62.5歳14.5年2,810人
2017年33.8万88.2万493.5万62.2歳15.1年2,950人
2016年36.0万83.4万514.8万62.0歳13.7年3,040人
2015年32.2万86.3万472.3万62.2歳13.5年3,140人
2014年34.7万77.7万494.0万62.3歳14.0年3,260人
2013年31.6万64.9万443.6万62.3歳12.7年2,800人
2012年30.4万63.4万428.3万62.4歳11.6年3,060人
2011年30.2万39.9万402.6万62.4歳9.6年4,030人
2010年29.8万77.4万435.1万62.0歳10.5年2,810人
15年平均34.2万80.5万491.1万62.3歳14.6年3,821人

男性・高卒

月収 賞与 年収 平均年齢 勤続年数 労働者数
2024年40.9万95.5万586.2万62.5歳17.3年1,000人
2023年38.5万86.8万548.6万62.0歳18.6年1,540人
2022年37.5万78.3万528.4万62.0歳13.8年760人
2021年34.3万72.3万483.8万62.3歳13.0年820人
2020年39.1万89.5万558.3万62.6歳15.2年870人
2019年31.0万84.7万456.5万62.5歳13.1年550人
2018年34.3万78.7万490.4万62.7歳11.0年740人
2017年32.3万78.3万465.3万62.4歳13.1年870人
2016年34.3万96.9万507.9万62.2歳12.9年930人
2015年30.6万58.1万425.7万62.2歳11.7年1,010人
2014年34.6万87.0万502.5万62.3歳15.6年950人
2013年29.4万80.8万433.0万62.2歳10.1年710人
2012年28.6万57.8万401.3万62.5歳10.6年1,170人
2011年25.4万48.9万353.4万62.2歳8.7年1,350人
2010年30.0万72.0万431.9万61.8歳7.9年1,020人
15年平均33.4万77.7万478.2万62.3歳12.8年953人

男性・大卒

月収 賞与 年収 平均年齢 勤続年数 労働者数
2024年49.1万176.6万766.0万62.1歳24.3年2,960人
2023年41.0万117.4万608.8万62.6歳18.7年2,450人
2022年44.6万105.2万640.0万62.3歳21.7年1,850人
2021年40.2万98.0万580.9万62.4歳19.4年2,130人
2020年39.9万80.1万558.8万62.3歳17.6年2,080人
2019年41.0万135.4万626.8万62.4歳15.4年1,090人
2018年36.9万88.4万531.6万62.4歳17.7年1,300人
2017年38.4万103.6万563.8万62.1歳17.2年1,430人
2016年43.2万87.6万606.4万61.9歳14.5年1,330人
2015年37.2万127.7万574.2万62.3歳14.7年1,390人
2014年37.9万70.1万524.7万62.4歳11.3年1,280人
2013年37.0万64.5万508.1万62.2歳14.0年1,300人
2012年36.7万78.9万518.7万62.3歳13.2年1,190人
2011年41.0万32.8万524.4万62.5歳8.2年1,370人
2010年33.8万98.0万503.6万61.8歳11.8年880人
15年平均39.8万97.6万575.8万62.3歳16.0年1,602人

女性・高卒

月収 賞与 年収 平均年齢 勤続年数 労働者数
2024年25.6万61.7万369.2万61.9歳14.4年380人
2023年24.9万59.8万358.9万61.8歳17.1年650人
2022年33.0万55.7万451.3万62.9歳18.1年530人
2021年26.8万48.8万370.5万62.7歳15.4年620人
2020年28.4万69.9万411.2万62.0歳21.9年470人
2019年19.9万33.7万272.8万61.8歳18.4年380人
2018年23.8万32.7万318.7万62.5歳11.6年300人
2017年22.8万39.6万313.0万62.3歳14.3年270人
2016年23.3万39.5万318.9万62.2歳13.8年250人
2015年22.2万40.6万307.3万62.4歳14.3年290人
2014年24.7万35.7万332.3万62.2歳17.2年340人
2013年22.6万65.1万335.7万62.4歳12.1年290人
2012年20.5万59.7万305.9万62.2歳10.6年400人
2011年22.7万55.8万327.6万61.6歳9.3年560人
2010年27.7万78.4万411.1万61.9歳15.9年300人
15年平均24.6万51.8万347.0万62.2歳15.0年402人

女性・大卒

月収 賞与 年収 平均年齢 勤続年数 労働者数
2024年35.2万121.1万543.3万62.0歳17.1年360人
2023年29.2万68.7万418.5万61.7歳17.8年510人
2022年29.0万56.8万405.1万62.3歳13.5年300人
2021年29.6万61.3万416.9万62.0歳17.8年190人
2020年30.8万46.4万416.0万62.6歳15.9年200人
2019年32.1万106.8万492.2万62.6歳12.7年50人
2018年27.6万57.0万388.0万62.8歳17.8年140人
2017年26.9万111.3万434.2万62.7歳19.2年110人
2016年25.3万76.2万379.8万62.4歳18.4年120人
2015年26.1万62.9万375.7万61.4歳17.3年90人
2014年28.8万48.6万393.9万62.1歳17.0年100人
2013年19.9万58.9万297.4万62.3歳19.1年120人
2012年38.8万30.9万496.0万63.7歳14.6年30人
2011年34.4万93.1万506.3万62.6歳16.6年110人
2010年30.8万24.0万393.5万62.5歳22.6年40人
15年平均29.6万68.3万423.8万62.4歳17.2年165人

📊 賃貸業との給与比較:定年後のキャリア選択

不動産業界には「取引業(売買仲介)」と「賃貸業・管理業」があります。60~64歳での給与差を比較します。

業種 2024年年収 15年平均 特徴
不動産取引業 639万円 491万円 経験・人脈を活かせる
不動産賃貸業 480万円 450万円 安定性高い、固定給多い
差分 +159万円 +41万円 取引業が高収入

⚠️ 重要: 60~64歳では取引業と賃貸業の年収差は約159万円(15年平均では41万円)。2024年は取引業が特に好調で、経験豊富なベテランの価値が高まっています。定年後も不動産取引業で働く場合、長年の顧客基盤・人脈を活かすことで高収入を維持できます。

⚖️ 60代前半のキャリア選択:メリット・デメリット

✅ 取引業のメリット

  • 経験・人脈の継続活用:定年後も価値を発揮
  • 高収入維持:639万円と他業種より高水準
  • 独立開業との両立:顧問・アドバイザー
  • 柔軟な働き方:時短勤務・週3日など
  • 継続雇用の拡大:労働者数が倍増傾向

❌ 取引業のデメリット

  • 年収減少:55~59歳から約28%ダウン
  • 役職手当の減少:管理職から担当者へ
  • 賞与の大幅減:成果連動が縮小
  • 体力的な制約:営業活動に限界
  • 雇用形態の変化:嘱託・契約社員化

→ 結論: 60~64歳は定年後の再雇用が中心ですが、不動産取引業は経験・人脈を活かせるため他業種より高収入を維持できます。独立開業者は年収を維持しやすく、会社員は顧問・アドバイザーとしての役割で貢献。65歳以降も見据えた働き方の選択が重要です。

❓ よくある質問

統計データから見ると、60~64歳の639万円は過去15年平均(491万円)を148万円上回る高水準です。定年後の再雇用では年収が下がるのが一般的ですが、2024年は特に好調で、継続雇用の普及と人手不足により、ベテランの価値が高まっています。

統計データから見ると、55~59歳(887万円)から60~64歳(639万円)へは-248万円(-28%)の減少です。主な要因は:(1)役職手当の減少、(2)賞与の大幅減(228万円→132万円)、(3)雇用形態の変化(正社員→嘱託)。ただし15年平均では55~59歳(723万円)→60~64歳(491万円)で-232万円(-32%)と、2024年は減少幅が小さくなっています。

60代での未経験からの転職は難しいですが、条件次第では可能です。有利な条件は:(1)宅建士資格を取得済み、(2)営業・金融・建設など関連業種での豊富な経験、(3)富裕層・投資家向けの人脈がある、(4)投資用不動産の深い知識。この年齢層ではコンサルタント的な役割、業務委託・顧問としての参画が現実的な選択肢です。

定年後も高収入を維持するには:(1)独立開業で自分の顧客基盤を持つ、(2)顧問・アドバイザーとして複数社と契約、(3)専門分野(投資用・事業用・相続など)に特化、(4)セミナー講師・コンサルタントとしての活動、(5)不動産投資で資産収入を確保。経験と人脈を活かした「稼げる専門家」としての立ち位置が重要です。

統計データから見ると、60~64歳の労働者数は2010年の2,810人から2024年の6,010人へと倍増しています。主な要因は:(1)高年齢者雇用安定法による65歳までの雇用義務化、(2)人手不足による継続雇用ニーズの高まり、(3)年金支給開始年齢の引き上げ、(4)ベテランの経験・人脈の価値向上。不動産業界は特に経験が重視されるため、60代でも活躍の場があります。

💼 関連情報:年齢別・業態別の給与比較

統計データから見えた給与水準を理解したら、次のステップへ。
キャリア目標に応じた選択を支援するコンテンツ:

📊 55~59歳の給与実績

定年前の給与水準を確認。キャリアの成長度を比較できます。

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📚 宅建士資格情報

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📋 データ出典・算出方法

出典: 政府統計の総合窓口「賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)
対象: 民営事業所(常用労働者10人以上)、不動産取引業、60~64歳
年収算出方法: きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額
データ期間: 2010年~2024年(15年間)

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