50代前半(50~54歳)で不動産取引業に入ったら、年収いくら?【2024年厚労省統計・学歴別・男女別】

📌 このページについて: 不動産取引業は、売買仲介・代理を行う業種で、宅建士資格が必須です。50代前半は豊富な経験と人脈を活かし、高い年収を維持できる時期。本ページは、50~54歳で不動産取引業に従事している方・セカンドキャリアを検討している方向けに、実際の給与水準を厚労省統計から分析したものです。

50代前半は不動産取引業で高収入を維持できる年代。平均年収742万円と45~49歳に次ぐ高水準。経営・管理職としての役割、独立開業の成熟期、次世代への技術継承など、業界の中核を担う存在です。
厚生労働省の統計データから、学歴別・男女別の給与実態を正確にお伝えします。

データ出典: 政府統計の総合窓口「賃金構造基本統計調査」(2024年) | 対象: 民営事業所(10人以上)、50~54歳
年収算出方法: きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額

💰 2024年最新:50~54歳の給与実績

50~54歳で不動産取引業に従事している場合、2024年の給与は以下の通りです。過去15年平均とほぼ同水準の高収入を維持しています。

【2024年】全体平均

742万円

月給47.1万 | 賞与177万

【15年平均】全体平均

737万円

月給47.6万 | 賞与165万

2024年 vs 15年平均

+5万円

+1%(ほぼ同水準)

50~54歳で不動産取引業に従事している場合、2024年の年収は約742万円。月給は約47.1万円です。過去15年平均(737万円)とほぼ同水準で、45~49歳(745万円)に次ぐ高収入を維持しています。勤続年数15.8年、平均年齢52.4歳と、業界のベテラン層が中心です。

🎓 学歴別:年収はいくら違うのか

50~54歳では学歴による年収差が最も顕著に現れます。大卒と高卒では約240万円の差があります。

学歴 2024年年収 15年平均 月給(2024年) 賞与(2024年) 労働者数
大卒 852万円 884万円 52.8万円 219万円 6,880人
高専・短大卒 559万円 542万円 36.7万円 118万円 1,410人
高卒 612万円 570万円 40.0万円 132万円 3,360人

📊 学歴別年収の特徴

大卒が最も高収入(852万円)で、高卒との差は240万円。50~54歳では経営層・上級管理職が増え、大卒の月給(52.8万円)と賞与(219万円)が他の学歴を大きく上回っています。高卒(612万円)が高専・短大卒(559万円)を上回っているのは、長年の営業実績と顧客基盤による成果報酬の差が反映されています。

👥 男女で年収の差はいくら?【学歴別比較】

50~54歳では男女間の年収差が非常に大きくなります。特に大卒で306万円の差があります。

学歴 男性年収 女性年収 男女差 男性月給 女性月給
大卒 925万円 620万円 +306万円 56.5万円 41.0万円
高専・短大卒 785万円 534万円 +251万円 52.5万円 35.0万円
高卒 700万円 482万円 +218万円 45.4万円 32.0万円

⚠️ 重要:男女年収差の実態

50~54歳では、全ての学歴層で男性が女性を218万円~306万円上回っています。特に大卒で306万円と大きな差があり、これは男性の賞与247万円(女性128万円)と管理職・経営層比率の差が影響しています。50~54歳は経営層への移行期であり、過去のキャリア選択の累積が年収差として最大化する年代です。

📊 過去15年:50代前半給与の推移

2010年から2024年まで、50~54歳の給与がどのように変わってきたのでしょうか。

📈 解釈: 2024年の全体平均742万円は、過去15年平均737万円とほぼ同水準(+5万円、+1%)。50~54歳は安定した高収入を維持。男性大卒は2019年に1,114万円とピークを記録し、2024年も925万円と高水準。勤続年数15.8年と長期勤続者が中心で、経験・専門性が年収に反映されています。

📅 年別データ一覧(2010年〜2024年)

過去15年間の50~54歳(不動産取引業)給与データを一覧で確認できます。

男女計・学歴計

月収 賞与 年収 平均年齢 勤続年数 労働者数
2024年47.1万176.6万741.6万52.4歳15.8年14,090人
2023年44.7万181.6万718.5万52.2歳15.9年21,070人
2022年46.3万158.2万714.1万52.5歳15.7年12,890人
2021年46.6万183.5万742.7万52.3歳17.0年11,410人
2020年46.9万179.4万741.9万52.5歳18.0年11,090人
2019年53.0万215.1万851.2万52.3歳17.5年7,150人
2018年50.0万202.9万802.4万52.3歳17.4年7,430人
2017年49.4万168.7万761.0万52.4歳17.2年7,510人
2016年50.8万169.7万779.8万52.2歳16.9年6,870人
2015年49.3万153.2万744.8万52.3歳16.4年7,050人
2014年46.4万142.9万699.3万52.3歳15.8年6,400人
2013年47.0万124.9万688.6万52.4歳15.2年5,560人
2012年46.1万152.7万706.4万52.6歳16.7年5,000人
2011年45.3万128.1万671.1万52.3歳14.5年3,920人
2010年45.4万140.6万684.8万52.4歳12.9年5,880人
15年平均47.6万165.2万736.5万52.4歳16.2年8,888人

男性・高卒

月収 賞与 年収 平均年齢 勤続年数 労働者数
2024年45.4万155.7万700.0万52.8歳15.7年2,010人
2023年41.6万235.4万734.0万51.6歳15.3年4,930人
2022年50.6万133.7万740.4万52.4歳13.7年2,020人
2021年45.7万138.4万686.7万52.5歳16.1年1,660人
2020年44.7万145.5万681.5万52.3歳15.0年1,930人
2019年46.4万146.4万703.7万52.2歳13.8年1,090人
2018年43.6万162.4万685.8万52.4歳15.2年1,220人
2017年44.8万146.6万684.5万52.5歳16.4年1,230人
2016年45.4万117.2万661.4万52.2歳13.5年1,110人
2015年43.3万103.1万622.3万52.4歳14.2年1,200人
2014年44.7万112.4万649.0万52.5歳15.1年1,040人
2013年43.5万92.2万613.6万52.4歳13.1年1,000人
2012年44.0万135.5万663.5万52.6歳16.4年820人
2011年43.7万101.8万625.6万52.5歳14.2年740人
2010年42.6万108.3万619.2万52.3歳8.2年2,130人
15年平均44.6万135.6万671.4万52.4歳14.4年1,609人

男性・大卒

月収 賞与 年収 平均年齢 勤続年数 労働者数
2024年56.5万247.5万925.1万52.2歳17.3年5,230人
2023年60.6万231.3万958.2万52.4歳18.6年5,530人
2022年55.7万233.7万901.5万52.6歳19.7年5,150人
2021年55.5万249.0万914.6万52.4歳19.9年5,210人
2020年58.8万250.8万956.3万52.5歳21.5年4,610人
2019年66.8万312.9万1114.5万52.4歳20.1年3,760人
2018年61.6万276.1万1015.7万52.3歳20.4年3,730人
2017年60.4万215.5万940.4万52.4歳18.6年3,820人
2016年60.2万231.9万953.8万52.2歳19.7年3,790人
2015年62.0万210.5万954.3万52.3歳19.5年3,480人
2014年55.6万190.2万857.2万52.5歳17.5年3,170人
2013年56.2万161.9万836.0万52.5歳17.5年2,880人
2012年57.2万213.7万899.6万52.7歳20.4年2,520人
2011年54.3万173.2万824.4万52.5歳16.8年1,790人
2010年55.8万212.4万882.3万52.5歳17.4年2,350人
15年平均58.5万227.4万928.9万52.4歳19.0年3,801人

女性・高卒

月収 賞与 年収 平均年齢 勤続年数 労働者数
2024年32.0万97.9万481.9万52.3歳15.8年1,350人
2023年26.6万132.3万451.5万52.2歳14.6年4,020人
2022年27.5万65.7万395.7万52.6歳11.9年1,400人
2021年27.1万75.1万400.5万52.3歳11.6年890人
2020年28.1万97.8万435.1万52.6歳14.2年1,270人
2019年28.5万67.1万408.7万52.6歳13.7年690人
2018年28.0万82.5万418.4万52.3歳12.0年810人
2017年29.5万66.7万420.7万52.4歳12.3年820人
2016年28.1万71.0万407.6万52.3歳12.3年680人
2015年28.6万84.1万426.7万52.1歳11.2年770人
2014年28.2万57.5万395.5万51.9歳11.9年850人
2013年27.4万78.1万407.3万52.3歳14.1年530人
2012年24.9万61.4万360.6万52.3歳10.1年620人
2011年28.4万58.4万399.2万51.9歳8.5年580人
2010年26.7万46.7万367.4万52.3歳9.5年610人
15年平均28.0万76.1万411.8万52.3歳12.2年1,059人

女性・大卒

月収 賞与 年収 平均年齢 勤続年数 労働者数
2024年41.0万127.8万619.6万52.4歳12.9年1,650人
2023年45.8万108.0万658.0万52.1歳15.7年1,180人
2022年39.7万117.5万593.8万52.0歳13.3年1,110人
2021年40.1万132.4万613.7万52.3歳15.4年1,000人
2020年42.2万172.7万679.4万53.0歳16.4年810人
2019年37.6万74.9万526.2万52.4歳15.4年430人
2018年37.3万130.4万577.5万52.1歳14.4年420人
2017年41.7万127.4万628.2万52.3歳16.0年460人
2016年46.1万104.2万657.6万52.6歳17.4年430人
2015年36.3万108.8万544.3万52.4歳11.6年560人
2014年33.8万99.5万504.6万51.8歳13.1年290人
2013年38.4万84.0万545.3万51.4歳15.0年260人
2012年33.3万55.9万455.2万52.7歳12.1年540人
2011年38.6万114.6万577.2万52.4歳14.9年190人
2010年30.8万75.2万444.6万52.8歳9.8年140人
15年平均38.8万108.9万575.0万52.3歳14.2年631人

📊 賃貸業との給与比較:高収入 vs 安定性

不動産業界には「取引業(売買仲介)」と「賃貸業・管理業」があります。50~54歳での給与差を比較します。

業種 2024年年収 15年平均 特徴
不動産取引業 742万円 737万円 成果報酬大、高収入維持
不動産賃貸業 580万円 560万円 安定性高い、固定給多い
差分 +162万円 +177万円 取引業が高収入

⚠️ 重要: 50~54歳では取引業と賃貸業の年収差は約162万円(15年平均では177万円)。取引業は長年の経験・顧客基盤を活かした高額案件の成約により、高収入を維持。一方、賃貸業は安定した固定給ベースで、管理職としての責任と報酬のバランスが取れています。

⚖️ 50代前半のキャリア選択:メリット・デメリット

✅ 取引業のメリット

  • 高収入維持:男性大卒で925万円
  • 経験・人脈の最大活用:長年の顧客基盤
  • 独立開業の安定期:経営が軌道に乗る
  • 業界での信頼・地位:専門家として認知
  • 次世代育成の役割:後進の指導・育成

❌ 取引業のデメリット

  • 体力的な負担:営業活動の継続が課題
  • 男女差が依然大きい:大卒で306万円の差
  • 市況依存リスク:景気変動の影響
  • 定年後の準備:60代以降のキャリア設計
  • デジタル化への対応:新しい営業手法

→ 結論: 50~54歳は不動産取引業で高収入を維持できる年代。男性大卒で925万円と高水準。一方、60代以降のキャリア設計も重要。独立開業者は事業承継の準備、会社員は管理職・顧問としての役割、両者とも専門性を活かしたコンサルタント業への移行など、次のステージを見据えた計画が求められます。

❓ よくある質問

統計データから見ると、50~54歳の742万円は45~49歳(745万円)に次ぐ高水準です。40~44歳(586万円)と比較しても156万円高く、経験・専門性が最大限に評価される年齢層として高収入を維持しています。55~59歳も同程度の水準を維持する傾向があります。

統計データから見ると、主な要因は:(1)経営層・上級管理職比率の差(男性の方が圧倒的に多い)、(2)賞与の差(男性247万円 vs 女性128万円)、(3)月給の差(男性56.5万円 vs 女性41.0万円)です。50~54歳は経営層への移行期であり、過去のキャリア選択の累積が年収差として最大化しています。

統計データから見ると、2019年には男性大卒平均が1,114万円を記録。条件は:(1)高額物件(億ション、事業用不動産、投資用不動産)を扱う、(2)大手デベロッパー・仲介会社の経営層・役員、(3)投資家・法人向け専門営業、(4)独立開業でマージン最大化。50~54歳は経験・人脈の蓄積により、これらの条件を満たしやすい年齢層です。

統計データから見ると、45~49歳(745万円)から50~54歳(742万円)への変化は-3万円(-0.4%)とほぼ横ばい。15年平均でも45~49歳(712万円)→50~54歳(737万円)で+25万円(+4%)とやや上昇。50代前半は高収入を維持できる年代であり、経験・専門性が年収に反映されています。

50~54歳での未経験からの転職は非常に難しい面がありますが、不可能ではありません。有利な条件は:(1)宅建士資格を取得済み、(2)営業・金融・建設など関連業種での経験、(3)人脈・顧客基盤がある、(4)投資用不動産の知識・経験。この年齢層では即戦力・専門性が求められるため、前職の専門性を活かせる分野(法人営業、投資コンサル、事業用不動産等)へのアプローチが効果的です。

💼 関連情報:年齢別・業態別の給与比較

統計データから見えた給与水準を理解したら、次のステップへ。
キャリア目標に応じた選択を支援するコンテンツ:

📊 45~49歳の給与実績

40代後半の給与水準を確認。キャリアのピーク年収を比較できます。

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📋 データ出典・算出方法

出典: 政府統計の総合窓口「賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)
対象: 民営事業所(常用労働者10人以上)、不動産取引業、50~54歳
年収算出方法: きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額
データ期間: 2010年~2024年(15年間)

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