看護師国家試験は、8割を取らないといけない必修問題、6割から7割程度を取らないといけない一般問題・状況設定問題で構成されており、結構高い割合で得点しなければならないので、難易度が高い試験のように見えます。
合格率を見るとそうでもないようです。
少なくとも試験を受験した人が合格する割合は、およそ9割。
受験さえすることができればかなりの確率で、国家試験に合格することができる試験です。
特に、4年制大学の看護学科や3年課程の看護専門学校などを卒業した新卒の受験生の合格率は
非常に高く、95%に迫るくらいの高合格率です。
看護学科や看護学校などできちんと勉強し、卒業できさえすれば、国家試験に合格するのはさほど難しくないようです。
新卒の合格率は高いですが、既卒となるとその合格率は、ガクンと下がります。
新卒の合格率が9割以上なのに対し、既卒の合格率は5割を切る程度と、その差は歴然。
| 試験年度(試験実施) | 試験回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 平成25年度(平成26年2月実施) | 第103回 | 52,914 (53,492 追試含む) |
50,349 (50,846 追試含む) |
95.2% (95.1% 追試含む) |
| 平成24年度(平成25年2月実施) | 第102回 | 51,458 | 48,413 | 94.1% |
| 平成23年度(平成24年2月実施) | 第101回 | 49,336 | 46,928 | 95.1% |
| 平成22年度(平成23年2月実施) | 第100回 | 48,509 | 46,785 | 96.4% |
| 平成21年度(平成22年2月実施) | 第99回 | 47,944 | 45,040 | 93.9% |
| 平成20年度(平成21年2月実施) | 第98回 | 46,101 | 43,508 | 94.4% |
| 平成19年度(平成20年2月実施) | 第97回 | 46,718 | 44,176 | 94.6% |
| 平成18年度(平成19年2月実施) | 第96回 | 45,293 | 42,922 | 94.8% |
| 平成17年度(平成18年2月実施) | 第95回 | 44,902 | 41,553 | 92.5% |
| 試験年度(試験実施) | 試験回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 平成25年度(平成26年2月実施) | 第103回 | 5,977 (6,233 追試含む) |
2,551 (2,649 追試含む) |
42.7% (42.5% 追試含む) |
| 平成24年度(平成25年2月実施) | 第102回 | 5,072 | 1,811 | 35.7% |
| 平成23年度(平成24年2月実施) | 第101回 | 4,366 | 1,472 | 33.7% |
| 平成22年度(平成23年2月実施) | 第100回 | 5,629 | 2,903 | 51.6% |
| 平成21年度(平成22年2月実施) | 第99回 | 4,939 | 2,300 | 46.6% |
| 平成20年度(平成21年2月実施) | 第98回 | 4,805 | 2,276 | 47.4% |
| 平成19年度(平成20年2月実施) | 第97回 | 4,595 | 2,166 | 47.1% |
| 平成18年度(平成19年2月実施) | 第96回 | 5,473 | 3,078 | 56.2% |
| 平成17年度(平成18年2月実施) | 第95回 | 4,012 | 1,658 | 41.3% |
新卒では、毎年45,000人から50,000人程度が受験しているのに対し、
そのほとんどが合格しており、既卒では、5,000人程度の受験に対して、半分以下の合格、
新卒と比較して既卒には厳しい数字が結果として表れています。
国家試験は、合格率が示しているとおり、卒業できればかなりの確率で合格できるようですが、
それより、看護専門学校や大学の看護学科などの看護師養成機関に入るほうが難易度が高いようです。
国家試験の合格率が高い学校、学費が安い学校、大学の附属など就職先がいい学校、
病院が多い都会の学校などは難易度や人気や倍率が高くなったりします。
近年大学を出た国家試験受験者が増えてきてるのを見ると、大学の看護学科も高倍率、高難易度でしょう。
国立の医学部だったり看護学部だったりするとますます難易度は高いです。
こういうところだと、就職しやすい、出世しやすい、保健師の受験資格が得られるなどのメリットもありますし人気が高くなるのは必至です。
また看護師を目指すのは高校生だけではなく、社会人も少なくありません。
ここ最近の不況から、安定している看護師へと進路を変更する社会人が増えてきています。
こういう社会人が参入することで、倍率もあがり、養成機関に入る難易度は、
場合によっては、国家試験の難易度より高くなることもあるかもしれません。
しっかり勉強していれば、卒業することはそれほど難しいことはないでしょうが、
成績が悪かったり、国家試験に合格する確率低いとみなされた場合、
国家試験を受験させてもらえずに留年する場合が一定数あるようです。
看護師国家試験の合格率が高いのは、卒業試験ではねられた学生の国家試験受験の受け控えによってということで、卒業試験も関門の一つということになります。
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