ここは「小型船舶操縦士試験」にクローズアップした合格体験記です
- 名前= DAIさん
- 資格名= 小型船舶操縦士
- 年齢= 24
- 性別= 男性
- 血液型= O型
- 取得年齢= 23
- 最終学歴= 大学在学
- 取得期間= 半年未満
- 費用、学費(雑費含む・およそ)= 45000円
- 形態(専門、独学)= 独学
海が好きで、職業も海事代理士をしています。
仕事においても小型船舶の知識は必要ですし、将来的にはクルージングも楽しみたいので、
取得する決意をするに至りました。
小型船舶操縦士は、一般的に取得に6〜10万円もの費用がかかるのが実状です。
しかし私の場合は、1級をおよそ45000円での取得に成功しました。
完全独学で全部ストレートに行けば3万円で収まりますが、
実技は陸上に住んでる船に縁のない方からすれば厳しい内容になります。
たしかに、実技は市販テキストだけでクリアするのも十分可能でありましょう。
しかし、実技試験は15000円以上します。非常に高いです。
2回受けたら3万円を超えるわけです。
なので、実技は1回で確実にクリアしておきたいです。
学科試験の1級と2級の差異は、上級運航T・上級運航Uの14問があるかないかです。
2級(旧4級〜)を既に持っていれば14問だけで、初めて小型船舶を受験するような場合は、
2級の50問と1級の14問の計64問をまとめて受けなければなりません。
無難に行きたいのであれば、まず2級を取って、後に1級を受験すれば大分楽になります。
(2級を持っていれば1級の試験の際、実技試験は免除されます)
学科試験の内容についてですが、内容に対し、深くは追求しませんが、簡単に説明します。
まず基本的な勉強方法として、勉強の90%は問題集中心にしてください。
テキストは、最初にさらっと見て、あとは問題集を解いていて、
わからなかったらその部分を確認するために見る、そんな程度で結構です。
とにかく問題集中心です。
問題集の問題からそのまんま出題されますので。
以下、学科試験の内容を少し触れたいと思います。
◆小型船舶操縦者の心得及び遵守事項
これは比較的常識な内容ばかりが出題されます。ここは最低100点以上は取りたいです。
例えば
「速力制限がないので、自分さえ安全なら高速で航行してもよい」→いやいや危ないだろう!
「水面の環境に影響を与えるので、ゴミや油を捨てないようにする」→当たり前でしょう
こんな感じです。
◆交通の方法
これは自動車でいう道路標識や交通方法などです。
これは小型船舶免許を目指す人は当然、船舶を運転してみたいから受験するわけでしょう。
そういった観点からすれば「へぇへぇへぇ〜!なるほど、こりゃ面白い!」という感じになると思います。
自動車の免許を持っていれば、余計にそう感じると思います。
例えば日本では自動車は左側通行ですよね。
でも船舶は右側なんです。
へぇーーー!って感じぢゃないですか?
これも最低でも100点以上取りたいですね。
余談ですが、この科目は海事代理士試験を突破した方には軽いですし、
海事代理士試験を目指す方にはちょっとした練習になりますね。
◆運航
これが2級の範囲の最大の難関ですね。
とはいえ、問題集を繰り返し解いていればまったく問題ないですが。
これは船舶の構造・距離や速力の測り方・コンパス・天気図など、とにかくとっつきにくい内容です。
だからこそ、前の2つの科目で点数を稼いでおく必要があるんです。
ここは70%の正解率を目標にしてください。
◆上級運航T
1級最大の難関の海図がここで登場します。
8問中、3問が海図です。
申し訳ないですが、私は海図を捨てるという究極の手段を取ったため、ここでは割愛せざるを得ないことが心苦しいです。
ハッキリ言ってこの方法はオススメできません。
14問中、10問の正解が合格ラインです。
つまり、海図3問を捨てると残り1問しかミスれないんです!非常に危険ですね。
他の問題は、問題集で十分対応できます。
尚、上で紹介した書籍の「いまから取るボート免許」が海図攻略として、わかりやすかったという話を聞いております。
◆上級運航U
ここでは船舶の構造が厳しい内容になります。
自動車やオートバイが好きでよくいじっておられる方は、ある程度とっつきやすいと思いますが、そうでなければとにかく問題集を解きまくってください。
専門用語が出まくるので、きついですが頑張ってください。
実技試験は、5トン未満の試験船に乗船して、原則として受験者3人に対し試験員1人で実施します。
教官も結構それぞれだと聞きます。
フレンドリーな人もいれば、機械のように坦々と進める先生もいるようです。
私の場合は・・・、まぁコメントは控えさせて頂きます(苦笑
さて、私が合格したルーツですが、素直にスクールで実技講習を受けました。
東京都江戸川区のマリーナリトルオーシャンというスクールです。
注目すべきは値段の安さと、非常に良質なご指導を受けられることにあります。
スクール=つまんないという固定概念があった私ですが、とても楽しく教習を受けることができました。
苦手とした人命救助も何度もできるまで教えてもらえました。
お世話になった河西先生には本当に感謝です♪近県に御住みの方は是非♪
実技試験に関しては、技術を見るのではなく、如何に安全に運転しているかを見ます。
最も注意すべき点を上げておきます。
- エンジンをかける際の換気を忘れずに
- とにかく安全確認をしっかりやる
- きちんと声を出す
以上を大前提に、小さなミスもしないように集中してください。
緊張の度合いは学科の比ではないですが、ちゃんとやることさえできていれば、受かります!大丈夫です!とにかく自信を持って頑張ってください。
小型船舶操縦免許証を、身分証としてふんだんに利用しておりますw
ここで学んだ知識を生かし、小型船舶の免許にかかる各種手続きの代行を、海事代理士として行っています。
やはり、これがないと小型船舶を運転できないことですね。
尚、エンジンなどの付いた長さ24メートル未満、又は総トン数20トン未満の船舶を運転するためには必要な免許です。 正式には小型船舶操縦免許と言います。
※エンジンやモーターが搭載されていても、長さが3メートル未満で、推進期間の出力が1.5KW未満の船舶は免許が要りません。
小型船舶操縦士について記載しておきます。
●1級は、ボート免許のトップです。 航行できる区域は全ての海域で、乗れる船舶の大きさは、20トン未満又は長さ24m未満です。 但し、水上オートバイは運転できません。 受験するには年齢が17歳9ヶ月に達している必要があります。
●2級は、1級に比べ、航行できる区域が狭くなります。 航行できる区域は海岸から5海里以内です。 乗れる船舶の大きさは、1級と同様、20トン未満又は長さ24m未満です。 但し、水上オートバイは運転できません。 受験するには年齢が15歳9ヶ月に達している必要があります。 尚、18歳未満の方は操縦できる船舶が5トン未満に限定されます。
●2級(湖川)は、湖や川だけに利用できます。 運転できる船舶は5トン未満で、期間小出力限定です。 受験するには年齢が15歳9ヶ月に達している必要があります。
●特殊は、水上オートバイ専用免許で、ボートは操縦できません。 逆に1級・2級免許を持っていても水上オートバイは操縦できません。 受験するには年齢が15歳9ヶ月に達している必要があります。