ここは「日商簿記1級合格体験記」にクローズアップした合格体験記です
- 名前= やまさん
- 資格名= 日商簿記1級
- 年齢= 32
- 性別= 男性
- 血液型= AB型
- 取得年齢= 31
- 取得期間= 半年以上1年未満
- 形態(専門、独学)= 独学
- 費用、学費(雑費含む・およそ)= 2000円程度
- 最終学歴= 大卒
もともと税理士を目指していたのがきっかけです。
大学卒業と同時に一旦中断したんですが、簿記3級と2級を取得したのを期に、1級 を受けてみました。
3級と2級の延長上だったので、特に問題なく勉強できました。
ただ、2級と1級の難易度の差はかなりのものがあります。
特に1級は4科目あり、それぞれの得点が25点満点中10点未満が一科目でもあれば、
そこで不合格になるという足きりプレッシャーがあります。
そこで、どれを得意にすると言うよりも、
商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算すべてを網羅し、
苦手意識をなくす勉強をしました。
また、使った教材は過去問だけです。
それも解法がしっかりしているもの、一冊だけです。
わからないところなどは、昔使ってた税理士の教材等を使いました。
まず、商業簿記ですが、これは2、3級でもやってきたことなどで、 特に問題はありませんでした。
問題の内容が複雑かつ高度になったり、連結が出てきたりと
難易度は上がりますが、
引き続き訓練することで、なんとかなります。
特に商品(一般・特殊)や資本会計などは細かいところまでやっておくべきだと 思います。
リース、外貨、税効果会計、キャッシュフローなどは2級で見られないところです 。
次に会計学ですが、2級までの知識では太刀打ちできないでしょう。
穴埋め選択問題がおおく、財務諸表論の知識がいります。
ですが、あくまで前提知識は商業簿記です。
商業簿記を勉強しつつ、会計学の知識も仕入れていけば、 何とかなる項目だと思います。
企業会計原則は必ず読んでおかないければいけません。
次に工業簿記。
まずは、2級でやってきたことが前提知識として必要で、 さらに、高度になります。
長い文章を読みこなす日本語能力が必要だし、 はじめの答えを間違えるとすべて間違えるリスクがあります。
これは原価計算でもいえることです。
原価計算では実務的な内容が出題されます。
時にはソフトウェア開発、ときにはファーストフード、時には工場と、さまざ
まなシチュエーションが登場しますが、
本試験中の焦っているときに長い文章を読みこなすのは結構神経使います。
足きり点がある以上、原価計算を丸ごと捨てる、工業簿記を丸ごと捨てるなどが
できないため、
取れるところを確実に取っていく必要があります。
全体を総括してみると、100点満点中70点で合格、
各25点満点中10点未満の科目が一科目でもあれば、
不合格という条件で、
完璧な解答は目指さず、基本をきっちりと各科目平均20点を目指す勉強をしてい
けば合格が見えてくると思います。
この資格を使って何かやったと言うことはないです。
まったく別の仕事です。
簿記1級はかなり難しいです。
会計の教養だけなら2級で十分だと思います。
ですが、この資格を取れば、自信になることは間違いないです。
1級が必要なところは大企業だと思います。
中小企業などは2級で十分だと思いますが、
資本主義が存在する限り、会計は必須科目だと思います。
税理士!
簿記1級はさすがに緊張しました。
なぜなら、1級を受験する人というのは、公認会計士や税理士受験生が、力試しに
受験し、
合格者のほとんどがそういう人だということを事前に聞いていたためで
す。
しかも合格率は10%程度
2級の3割とは格が違います。
よく合格したなという感想ですね。
1級を目指される人は、結構な覚悟が必要だと思いますが、
是非合格して、成功体験を積んでいってください。
日商簿記1級を目指したくなったら!
簿記seekへ