情報処理技術者試験は情報処理振興事業協会等に関する法律に基づく国家試験で、情報処理推進機構が実施するもので、経済産業省管轄のコンピュータ技術者を育成する目的で作られた試験です。

情報処理技術者試験は業務独占資格ではなく名称独占資格で、この試験の合格者でなくても業務できますが、 公的な評価基準として定着しており、就職、転職、昇格、昇進などの基準として活用されています。

情報処理技術者は、次の１４の資格に区分されています。

• システム監査技術者
• システムアナリスト
• プロジェクトマネージャ
• アプリケーションエンジニア
• ネットワーク（テクニカルエンジニア）
• データベース（テクニカルエンジニア）
• システム管理（テクニカルエンジニア）
• 情報セキュリティ（テクニカルエンジニア）
• エンベデッドシステム（テクニカルエンジニア）
• ソフトウェア開発技術者
• 情報セキュリティアドミニストレータ
• 基本情報技術者
• 上級システムアドミニストレータ
• 初級システムアドミニストレータ

このうちプロジェクトマネージャは、プロジェクトを具体化するために組織、指揮、監督するもので、責任者としてプロジェクトの計画の作成、資金調達、体制の確立、など管理し円滑に運営することができるもののことを言います。

• 個別システム化計画に基づいて、当該プロジェクトの実行計画をプロジェクト計画として作成するとともに、必要な資源を調達し、プロジェクト体制を確立。
• 予算、納期、品質などを管理し、プロジェクトを円滑に運営する。
• プロジェクトの計画・実績を適切に分析・評価できる。など。

プロジェクトマネージャになるにはプロジェクトマネージャ試験を受け合格する必要があります。

プロジェクトマネージャ試験は秋期（10月）の年一回実施されます。

●情報処理技術者試験講座・専門学校一覧
●プロジェクトマネージャ試験とは

情報システム部門など