技術士とは技術士法第2条に、
「法定の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。」
とあります。
この資格は科学技術の応用面に携わる技術者にとってもっとも権威がある最高資格です。
この制度は技術的専門知識、応用能力と経験を有する優れた技術者の育成を図るために国家が定めた国家試験です。
この資格には技術士補というものも存在し、将来技術士になる人材を育成することを目的とし技術士法に基づく日本の国家資格で、有資格者は、技術士の指導の下で、技術士を補佐する技術業務を行うことができます。
技術士の技術部門には21の部門があり、次のとおりです。
- 機械部門
- 船舶・海洋部門
- 航空・宇宙部門
- 電気電子部門
- 化学部門
- 繊維部門
- 金属部門
- 資源工学部門
- 建設部門
- 上下水道部門
- 衛生工学部門
- 農業部門
- 森林部門
- 水産部門
- 経営工学部門
- 情報工学部門
- 応用理学部門
- 生物工学部門
- 環境部門
- 原子力・放射線部門
- 総合技術監理部門
この資格はかなり難しい、権威のある国家資格という位置づけで、一次試験ですら10%程度の合格率でしたが、 平成15年に記述式から択一式に変更になり40〜50%に跳ね上がりました。
また、医師、弁護士、公認会計士などと並ぶ難関試験という位置づけで社会的にも高いステータスということですが、 本屋に行っても技術士に関する書籍を探すのは難しいといわれるほど知名度が低く、また業務独占分野を持たない資格なので、開業するのが難しいそうです。
アメリカでは認知度は高く、技術士の国際化により、国際的にエンジニアとして活躍したいという人には、難しい資格ですが、やりがいのあるものだと思われます。
技術士になるには技術士試験を受験し合格する必要があります。
この試験は一次と二次に分かれ、さらに二次試験は筆記と口述に分かれます。
一次試験をうけるには制限はありませんが、二次試験を受験するには、認定された学科の修了した後、または一次合格後実務経験などの要件が必要です。
実務経験の年数も最低でも2年、長い期間で通算10年まであり、長い道のりです。
また試験内容も難関ですので、しっかりした準備と覚悟が必要な資格試験のひとつです。
自営、コンサルタント会社、建設業、製造業など
全国にたくさんある技術士養成施設。 ぶっちゃけ一校一校サイトに行って情報収集するのは大変!! そういう悩みをズバッと解決できるがリクルート進学ネットの一括資料請求。 まとめて資料を請求できて、比較検討できます! |