臨床心理士とは、カウンセラー、サイコセラピストなどとも呼ばれる心の専門家の資格です。
これまで、うつ病の増加や震災などでの被災、犯罪被害などでのPTSDの増加による問題を解決する専門家の整備がされていなかったこともあり1988年に出来たばかりの比較的新しい資格であり、社会的ニーズがますます高まる昨今、早急な国家試験への昇格が期待されています。
精神科などでも治療できる資格ですが、精神科医などとの違いは外科手術や投薬が出来ない、物理的なアプローチではなく、「対話」によって内面にアプローチし、治療、支援する専門家が臨床心理士です。
医師や看護師など医療系資格のほとんどは理系分野ですが、臨床心理士は病院で治療に携わることができる唯一の文系資格です。
心理分野にはほかにも認定心理士、カウンセラーなど多数の民間資格がありますが、そのステータスは学校カウンセラー指定資格ということもあり最も高くなっております。
この資格を取るには日本臨床心理士資格認定協会が指定した大学院を修了する必要があります。
指定大学院は第1種指定大学院と第2種指定大学院、専門職大学院があり、
それぞれ137校、20校、5校あります。
大学院に進学する必要があることで時間的にも経済的にも負担がかかる資格のひとつです。
- 教育分野:学校内相談室、教育センターなどで心理的援助。学生、親、教室へのコンサル他の機関との橋渡し。
- 医療・保健分野:病院・診療所などで心理テスト、心理療法のほかに、デイケアやコンサル活動。
- 福祉分野:児童相談所などで心理的援助。子どもの心身の発達、非行、障害児・者、女性問題など。
- 司法・矯正分野:家庭裁判所、少年鑑別所などで心理的援助。テストや調査、矯正に向けての心理面接などを行う。
- 労働・産業分野:企業内相談室、ハローワークなどで心理的援助。職業適性相談。
学校内の相談室、教育センター、各種教育相談機関、病院・診療所(精神科、心療内科、小児科、その他)、保健所、精神保健福祉センター、リハビリテーションセンター、市町村の保健センター、児童相談所、療育施設、心身障害者福祉センター、女性相談センター、障害者作業所、各種福祉機関、家庭裁判所、少年鑑別所、刑務所、拘置所、少年院、保護観察所、児童自立支援施設、警察関係の相談室、企業内相談室、企業内健康管理センター、安全保健センター、公立職業安定所(ハローワーク)、障害者職業センター、独立など
臨床心理士になるには日本臨床心理士資格認定協会 が指定する心理学系の大学院を修了し、試験を受け合格する必要があります。
試験が60%強の合格率がありますが、大学院進学が経済的、難易度的にネックになってます。
指定大学院には1種と2種があり、1種だと修了後すぐ受験できますが2種ですと一年間の有給実務経験が必要が原則になっていて これをみても受験するまでがたいへんな資格試験となってます。
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